
チームワーク・観察力・傾聴力を磨き、組織を強くする管理者研修を実施しました
リーダーに求められるのは「ぶれない軸」と「柔軟なスキル」
2025年8月25日。北海道カネライト株式会社様にて、職場環境を築くための管理者研修を行いました。
職場環境を築くために欠かせないのは、管理者が自らのリーダー像を明確にもち、ぶれない軸を持って行動することと考えます。
今回の研修「リーダーシップ研修~組織を創る人に~」では、チームワークの基礎から、観察力・傾聴力の強化、自己開示と自己理解、他社理解までを体験的に学んでいただきました。
アイスブレークで実感する「伝える難しさ」
研修冒頭では、お絵描きゲームにチャレンジ。言葉だけの指示では思い通りに伝わらず、コミュニケーションの奥深さを体感いただきました。
チームであることのメリット
「グループ」と「チーム」の違いを整理しました。違いを理解することで、チームであることの意義が明確になります。
さらに、職場におけるチームワークのメリットについて考えました。メンバーが互いの強みを補い合うことで、一人では成し得ない成果を出せるのがチームの強さです。良いチームワークを築くためのポイントについて学んでいただきました。
リーダーだからこそ!求められる力
ジョハリの窓を活用し、自己開示の重要性にも触れました。部下に対してオープンな姿勢を持つことで、信頼関係が深まり、組織全体に透明性が生まれます。
また、リーダーとしての成長には、まず自分自身を知ることが欠かせません。このたび、エゴグラムを用いて6つのパーソナリティ傾向をチェックし、自身の強みや課題を客観的に振り返りました。リーダーは「自分の特性を理解し、それを活かす」ことが大切です。リーダー自身が「わが身を鏡に映すように」自分を見つめることは、健全なチームづくりの第一歩です。
さらに、さまざまなタイプの部下に対して、どのように関わるのが効果的かを検討しました。性格や価値観の異なる部下に出会ったとき、リーダーは自分のスタイルを押し付けるのではなく、相手に応じた柔軟な対応を取る必要があります。
このたびの研修を通じて、「理想のリーダー像」をより具体的に描き、実際のマネジメントに生かす視点を持っていただけますと幸いです。
参加者の声
- 「コミュニケーションの大半が非言語情報だと知り、驚きました。これからは言葉以外のサインにも意識を向けていきたいです。」
- 「リーダーとは役職ではなく、影響力を与える存在だと学びました。日々の業務の中で、この意識を持って実践していきます。」
- 「部下のタイプを見極めて、相手に合わせた対応をすることの大切さを実感しました。」
- 「会話の中で学んだポイントを活かし、より良いコミュニケーションを築いていきたいです。」
- 「エゴグラムを通じて、自分の性格や態度に改めて気づかされました。リーダーとして成長するきっかけにしたいです。」
まとめ
管理者としての役割は「指示命令を出すこと」だけではなく、チームの力を引き出し、より良い職場環境を築くためにリーダーシップを発揮することだと実感いただけたと思います。
一方で、内容が盛りだくさんで駆け足になってしまった点は、講師としての反省点です。観察力や傾聴力、エゴグラムによる自己理解など、多くの学びを短時間で体験いただいたため、もう少し時間をかけて深められればさらに効果が高まったと感じています。
今後は、この反省を活かしながら、より深く、かつ実践に直結する内容で、管理者の皆さんが自分の軸を持ちつつチームを導ける研修を提供していきたいと思います。
私が特に大切にしているのは、ぶれないリーダー像を持つことです。自分自身の軸を明確に持つことで、どんな状況でもチームを導いていくことができます。
今回の学びをぜひ日々の業務に活かしていただき、組織を支えるリーダーとして、さらに成長していただけることを応援しております!
企業研修講師
リフレイム
河野 恵美